アインシュタインGPT(Einstein GPT)とは?日本語対応はいつから?価格や使い方・できること
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最近、電車広告などで見る『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』ってどんなツール?
『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』で、顧客管理が楽になるって本当?
そんな疑問はありませんか?
今回は、いま注目を集めつつある『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』について、概要や使い方、できること、日本語対応、利用するための価格などをお伝えします。
「アインシュタインGPT」とは?
『Einstein GPT(アインシュタインGPT)』とは、は、アメリカ Salesforce社が開発したCRM(顧客関係管理)に特化したAIツールです。
“CRM(顧客関係管理)向けの生成AI” としては “世界初” であり、多くの企業から注目を集めています。
すでに、2023年12月15日から、日本でも利用できるサービスとしてリリースされていて、Salesforceの利用者は、問い合わせ対応など、様々な顧客管理業務をEinstein GPTに任せることができるようになりました。
具体的には、”メールの作成やフォーム入力の文章作成” 、”スケジュール管理・設定”、”顧客対応データの収集と対応への最適化” が行えるなど、企業のタスクをAIに手伝ってもらうことが可能です。
現在は、一部機能が制限されているものの、今後順次機能が開放されていく予定です。
「アインシュタインGPT」の使い方
『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』は、誰でも利用できるツールではありません。
利用するためには、Salesforce社が提供する統合CRMプラットフォームである『Salesforce(セールスフォース)』への加入が必要です。
さらに、『Salesforce』を利用している全てのユーザーが利用できるわけではなく、上位グレードである「Unlimited」と「Unlimited Plus」というエディションに加入している必要があるので、注意しましょう。
「アインシュタインGPT」でできること
『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』でできることは、下記の通りです。
1. メールやフォームなどの文章を自動生成
『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』は、与えられた情報に基づいて “自然な文章を生成” することができます。
たとえば、与えられたテーマや質問に関する情報をもとに、関連する文章を生成することが可能です。
お客様へのメールの作成や、フォームの入力内容を自動生成することができ、マーケティングの効率向上などが見込めます。
2. タスクの自動生成で業務効率化
『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』は、入力された文章の意味や文脈を理解し、それに基づいて質問に回答することができます。
与えられた質問に対して適切な回答を生成するだけでなく、文脈に合わせて適切な情報を提供することも可能です。これにより、顧客対応のなどのタスクを自動生成し、業務の効率化を実現できます。
3. 顧客対応の最適化
『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』は、与えられたテキストを異なるカテゴリに分類することができます。
テキストの内容やテーマに基づいて適切なカテゴリに分類し、それに関連する情報を提供することが可能です。
これにより、大量のテキストデータを効率的に整理し、必要な情報を素早く見つけることができます。これにより、これまでの対応履歴から以後の対応の最適化を行うことができ、顧客の満足度の向上が可能です。
4. Web会議の議事録を生成
『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』には、Web会議を録画・内容の要約を出力する機能が備わっていて、”会議の議事録” を自動で取ってくれます。
参加者は会議に集中できるので、議事録に取られる時間や労力を格段に軽減させることができ、業務効率化につながります。
日本語対応はいつから?
『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』は、2023年12月15日の日本でのサービス提供開始に合わせて、日本語対応が可能になっています。
日本語対応が必須だと思っているユーザーにとっては、嬉しい情報ですよね。
利用料金・価格
『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』は、Salesforceの「Unlimited」と「Unlimited Plus」のライセンスに加入しているユーザーのみ利用可能な機能です。
下記がユーザー1人ごとの月額料金で、『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』を利用するためには “対象全員” の「Unlimited」以上への加入も必要なので、登録する顧客データの人数が増えれば増えるほど、高額な月額利用料がかかります。
「気軽にはじめる」とはいかない利用料金なので、導入は慎重に検討しましょう。
Einstein GTPの利用 | ユーザー1人ごとの利用料金 | |
Essentials | × | 月額3,000円 |
Professional | × | 月額9,000円 |
Enterprise | × | 月額18,000円 |
Unlimited | ○ | 月額36,000円 |
Unlimited Plus | ○ | 月額60,000円 |
「アインシュタインGPT」はSalesforce利用者が使える生成AI
このように、『アインシュタインGPT(Einstein GPT)』は、企業で働くユーザーや顧客のサポートを行う生成AIです。
顧客管理に便利な機能が多く、業務効率化が期待できるので、今後の進化が楽しみなAIと言えるでしょう。
ただ、Salesforceの利用が必須で、月額の利用料金も、登録する顧客データ数により変動するものの、数十万円〜数百万円かかるケースも少なくないので、導入は慎重に検討してみてください。