Wi-Fiルーターを買い替えるときに注意すべき3つのポイントとは?
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Wi-Fiルーターの買い替えを検討中のみなさん。
「Wi-Fiルーターを買い替える前に注意すべきポイント」を知っていますか?
本記事では、ルーターを買い替える時に注意すべき3つのポイントについて、お伝えします。
Wi-Fiルーターとは?買い替えには注意が必要?
そもそも『Wi-Fiルーターって何?』という人のために、最初にかんたんに、本記事で解説する『ルーター』の定義について説明すると、ルーターには、おもに下記の2種類があります。
・Wi-Fiルーター
・モバイルルーター
基本的に、本記事では、“光回線” を使って、”Wi-Fiや有線LANで各デバイスに接続するWi-Fiルーター” を前提に、買い替え時に注意すべきポイントを解説します。
Wi-Fiルーターを買い替えるときに注意すべき3つのポイント
Wi-Fiルーターを買い換えるなら、下記の3つの点に注意してください。
① 各デバイスとの再接続が必要。
▶︎ 基本的に、ルーターを替えたらIDとパスワードも変わります。
② 通信規格の確認をする。
▶︎ 高速通信規格を利用するときは、対応するルーターとデバイスが必要です。
③ 通信速度の理論値に注意。
▶︎メーカーが表記する最大速度は”理論値”で、実際はもっと遅い。
ポイント1:各デバイスとの再接続が必要
Wi-Fiルーターを買い替えた場合、Wi-Fiの “ID” と “パスワード” も変わります。そのため、各デバイスとルーターを再接続する作業が必要です。
たとえば自宅のWi-Fiルーターにスマホを接続する場合、新しいルーターのIDとパスワードを入力して接続しないと、Wi-Fi接続できません。
電子機器に弱い…という人は、あらかじめ、今使っているPCやスマホのWi-Fi接続方法 を確認しておくか、できるだけ簡単に設定できるルーターを選びましょう。
ポイント2:対応する通信規格は確認するべき
ここ1〜2年に出た最新のPCやスマホなど、“高速通信規格に対応したデバイス” を利用する場合、ルーターの対応している通信規格に注意しましょう。
Wi-Fi 6・6E や Wi-Fi 7 といった高速データ通信を利用する場合、デバイスだけでなく、ルーターも通信規格に対応している必要があります。
スマホやパソコン側がWi-Fi 6などに対応していても、ルーターが対応していないと高速通信できません。
最近のルーターは、複数もしくはすべての通信規格に対応したモデルがほとんどなので、デバイスの通信規格が古い場合に関しては、問題ないケースがほとんどです。デバイスは最新なのに、ルーターが古い通信規格という場合は、高速通信規格の恩恵を受けれないので注意しましょう。
まとめると
・高速通信規格を利用する場合は、対応するWi-Fiルーターを選ぶべき
・一方でほとんどのルーターには下位互換性があるため、古い通信規格で通信する分にはまず問題ない
ということです。
迷っている人は、Wi-Fi 6 もしくは Wi-Fi 6E、また最近出てきた Wi-Fi 7 に対応したWi-Fiルーターを購入しておけば、まず問題ないでしょう。
※ ただ現状、Wi-Fi 7 対応の端末が少ないので、現実的には、Wi-Fi 6・Wi-Fi 6E ルーターがおすすめです。
ポイント3:「最大通信速度○GB」はあくまで理論値
「最大通信速度1Gbps」など、ルーターの通信速度を気にしている方は多いと思います。
ただし、宣伝されている通信速度はあくまで『理論値』である点に注意しましょう。
『理論値』とは、計算上の通信速度のことです。
実際にはデータ伝達時のロスや環境要因といった複数の問題から、理論値よりも通信速度は遅くなるもの。たとえば「通信速度は最大1Gbps」と宣伝されている場合、実際の通信速度は数百Mbps程度となります。(※1Gbps=1,000Mbps)
とはいえ、Web閲覧や動画視聴など、普通に利用するのであれば下り100Mbpsあればストレスなく利用できます。通信速度の理論値には注意が必要ですが、極端に遅いルーターを選ばなければ、まず問題ないでしょう。
「最大通信速度」は、あくまで『理想値』ということだけ覚えておきましょう。
ちなみに、Google検索にて『スピードテスト』と検索すると、現在利用している回線の通信速度を測定できます。
気になる方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
注意!ルーターを買い替える前に試したい2つのポイント
「今のルーターではWi-Fiが遅い」
「インターネット通信が途切れることがある…」など、
現在使っているルーターについて、① 通信速度に不満があったり、② 家全体にWi-Fiが届かなかったりする という理由で、Wi-Fiルーターの買い替えを考えている人もいるでしょう。
でも、もしかしたら、下記の2つの方法を試してみるだけで、不満点が解消するかもしれません。
具体的に何をするべきか、またどうしても通信速度が遅い場合はどうするべきか、紹介しますね。
ルーターのトラブルを解消する方法① ルーターを再起動する
「Wi-Fiで通信できない」「Wi-Fiの通信速度が遅い」といったトラブルは、時として、Wi-Fiルーターを再起動することで問題が解決する場合があります。
電源ボタンを搭載していないルーターも多くありますが、ルーターは直接電源を抜いてしまってOKです。(※ただし、通信中のデバイスがないか、ルーターの電源アダプターを抜く前に確認しましょう。)
電源アダプターを抜いた後は、10秒ほど待った後、再び電源を入れて3分ほど待ちます。これでルーターの再起動は完了です。
もしルーターをリセットしても通信速度が遅い場合は、後述する「ルーター買い替え後も通信速度が遅い場合は?」をご確認ください。
ルーターのトラブルを解消する方法① 中継器を導入する
「一部の部屋にWi-Fiが届かないからルーターを買い替えよう」と考えている人もいるでしょう。
ただしこの場合、『Wi-Fi中継器』を購入することで問題が解決する場合もあります。
『Wi-Fi中継器』とは、Wi-Fiの電波を補強するデバイスのことです。Wi-Fiが届きにくい部屋とルーターの間に中継器を設置することで、中継器がWi-Fiの電波を補強。これによって、Wi-Fiが届きにくかった部屋にも無線が届くようになります。
ルーターを買って間もないにもかかわらず、「家の隅々までWi-Fiが届かない」と悩んでいた方は、中継器の導入で問題が解決する場合があるので、チェックしてみましょう。
ルーター買い替え後も通信速度が遅い場合は?
いざルーターを買い替えてみたものの、
「ルーターを買い替えたけど、通信速度が遅い……」
「思ったほど通信速度が変わらなかった……」
と悩んでいる人もいるでしょう。そんなときは、光回線の見直しがおすすめです。
通信速度の遅さに悩んでいる場合、ルーターよりも通信回線そのものがネックになっている可能性があります。より快適な通信速度を求めて光回線を乗り換える場合、以下のポイントに気をつけましょう。
・V6プラスに対応した光回線に乗り換える。
・現在利用している回線がV6プラスに対応しているなら、プラン変更する。
・V6プラスに対応したルーターを購入する。
V6プラスとは、簡単に紹介すると「従来よりも高速通信できるサービス」のこと。従来の回線(PPPoE方式)では、時間帯によって通信速度が遅くなるというデメリットがありました。
しかしV6プラスなら大容量の通信ができるため、時間帯による速度低下が発生しにくいです。ちなみにプロバイダによっては、「V6プラス」のことを「IPv4 over IPv6」と表記しているところもあります。
「ルーターを買い替えても通信速度が改善されない」という方は、光回線の見直しを考えてみてはいかがでしょうか。
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まとめ:ルーター買い替えを焦らないよう注意しよう
ルーターを買い替える時には、いくつか注意すべきポイントがあります。
・”通信規格”の確認 や “デバイスとの再接続” が必要
・”ルーターの再起動” や “中継器の導入” も要検討
・通信速度が遅いときは、”V6プラス対応の回線” に乗り換えるのもおすすめ
ルーターを買い替えることで、通信速度の改善やルーターの不具合といった問題を解決できます。
ただし、ルーターを買い替える以前に、「ルーターの再起動」で問題が解決するケースもあるので、ますは、再起動を試してみましょう。
再起動しても問題が解決しないときは、最新の通信規格に対応したルーターに買い替えを検討してみましょう。
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