ドージコインとは?柴犬・イーロン・マスクとの関係。今後の将来性はどう?
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2023年春、イーロン・マスク氏がTwitterの青い鳥のアイコンを、突然ドージコインの柴犬にしたことで(現在は、青い鳥に戻っています)、ドージコインの時価総額が約40億ドル急騰するなど、何かと話題になることが増えた『ドージコイン』。
『ドージコイン』とは、ビットコインを参考につくられた仮想通貨であり、ビットコインのように決済手段としての利用が期待され、イーロン・マスク氏の挙動とともに、注目を集めています。
そこで今回は、ドージコインの特徴やイーロン・マスク氏との関係、そして今後の将来性について解説していきます。
ドージコインとは?仮想通貨としての特徴
本来はビットコインを参考につくられたジョークコインだった
『ドージコイン』は、もともと、”ビットコインがベースとなってできた仮想通貨” です。
ドージコインの誕生は、”ライトコイン” にまでさかのぼります。”ビットコイン” を参考にした仮想通貨に “ライトコイン” があり、そこから、”Luckycoin” がフォーク(分岐)してできました。
さらに、Luckycoinからフォーク(分岐)して、2013年にできたのが『ドージコイン(DOGE)』です。
名前の由来は、当時人気だった柴犬の画像のミーム(冗談)「Doge」から来ていると言われています。
ライトコインが元であることから、”ビットコインに近い性質”を持っていて、ドージコインの単位はDOGEで表し、2023年6月14日現在では、”1DOGEは約8.65円” となっています。
特徴1. 発行枚数に上限がない
『ドージコイン』の大きな特徴は、”発行上限が設定されていないこと” です。
たとえば、”ビットコイン” の発行上限枚数は “2,100万枚”。”ライトコイン” は、”8,400万枚” となっています。
『ドージコイン』は、2023年6月時点では1300億枚以上も流通していて、発行上限枚数が設定されている仮想通貨と比べて、”大幅な価格の上昇は起こりにくく、価格が比較的安定して推移していく傾向” があります。
特徴2. ビットコインを上回る決済スピード
『ドージコイン』の大きなメリットと言われているのが、”決済スピードの速さ” です。
これまで、ビットコインをはじめとした多くの仮想通貨には、決済に時間がかかるという問題がありました。『ドージコイン』は、ビットコインやライトコインなどと比べて決済スピードが速く、送金目的としての利用に適しています。
実際にビットコインの送金時間が10分なのに対して、ドージコインは1分で終了したとの報告もあります。
送金にかかる手数料も比較的安価で、1回につき約1DOGEとなっています。
こうした理由から、今後決済手段として普及すれば送金目的での利用が主体となることが予想されます。
特徴3. 一部決済手段として利用可能
『ドージコイン』は、企業の決済手段として利用することができます。導入企業例としては、”Kuoni Business Travel(スイスの旅行会社)”、”AMCシアター(アメリカの映画館)”、”タグ・ホイヤー(スイスの時計メーカー)” などがあり、少しずつですが利用できる場が増えていっています。
また、送金にかかるコストが安いことから、”投げ銭” としても利用されることが増えてきました。
これから「導入する企業が増えるのでは?」という予想もあり、今後の動きに注目です。
ドージコインとイーロン・マスク氏との関係
Twitter買収で話題になった、アメリカの電気自動車メーカー「テスラモーターズ」のCEOイーロン・マスク氏は、たびたび『ドージコイン』について言及しています。
Twitterなどで度々ドージコインについて言及
It’s inevitable pic.twitter.com/eBKnQm6QyF
— Elon Musk (@elonmusk) July 18, 2020
イーロン・マスク氏はドージコインの支持者と言われていて、同氏の発言がドージコインの価格変動に影響を与えることもあります。
同氏はTwitter社の改革を進めており、その動向次第でドージコインの価格が変わる可能性があることから、ドージコインに対する注目も集まっている状況です。
ドージコインの将来性
イーロン・マスク氏の件以外でもドージコインの将来性を左右する要素があります。
仮想通貨全体の値動き
2022年の第三四半期以降、市場ではドージコインについてポジティブな予想がされています。
仮想通貨の価格予想サイトTechNewsLeaderは、2027年に0.73ドル(約98円)に到達するとの予想を発表しました。
国内市場への影響
2023年時点でSBIグループが運営するSBIVCトレードをはじめ、国内取引所でもドージコインを購入することができます。
今後の発行枚数や普及率次第では多くの国内取引所で取引される可能性があります。
さらにドージコインの事業計画にあるステーキングが導入(仮想通貨を保有して報酬が得られる仕組み)されれば、保有者が増えるでしょう。
国内でドージコインが買えるおすすめ取引所3選
ドージコインを購入できる仮想通貨取引所は数多くありますが、その中でも国内取引所であるSBI VCトレード、GMOコイン、bitbankの3取引所は日本語でサポートが受けられるのでおすすめです。
SBI VCトレード
大手の仮想通貨取引所です。
500円から取引することができ、入出金の手数料がかからないのが魅力です。
GMOコイン
GMOインターネットグループが運営する取引所で、2017より金融庁に認可されています。
手軽さに定評があり、スマホで申し込みをしてから最短10分で取引できます。
bitbank
2014年に創設された取引所で、初心者からプロまで支持されています。
レンディング(他の利用者に仮想通貨を貸し出して利率を得ること)に対応していて、利益を出しやすいことで人気があります。
ドージコインは今後も注目される可能性が高い
ビットコインを上回る性能から、今後も期待されている『ドージコイン(DOGE)』。イーロン・マスク氏の動向に代表されるように、さまざまなかたちで注目される可能性があります。
ステーキング導入をはじめとしたアップデートがあれば、購入したい人も増えてくることが予想されます。
ドージコインを購入してみたい方は、国内取引所を利用して購入してみるといいでしょう。